産後の寝不足は太る原因になる

産後に太る原因として真っ先に挙げられるのは食生活です。授乳でカロリーが使われることや、慣れない育児生活のストレスが原因でついつい食べ過ぎてしまい、妊娠前とは比べ物にならないぐらい太ってしまいます。

 

とはいえ、太る原因のすべてが食生活にあるのか?というとそうでもありません。産後といえば母乳でカロリーが使われるため、ありえないほど食べない限りは自然に痩せていくはずです。ですが太ってしまう。その原因は睡眠不足にあるかもしれません。

 

睡眠不足で食欲が増す!?

 

睡眠不足になると、食欲を増進させるグレリンというホルモンが分泌され、満腹中枢を刺激するレプチンというホルモンが分泌されにくくなります。つまり、お腹が空きやすく、満腹になりにくい体質になってしまうのです。

 

また、体内のグレリンが増えると高カロリーなお菓子類や脂っこいものを食べたくなることもわかっています。「食べてもなんだか物足りない」「食事の後なのに菓子パンを食べてしまう」というような現象は、睡眠不足によって引き起こされる可能性があるということです。

 

しっかり寝ておけば、低カロリーで腹八分目でも満足できるようになるというわけですね。

 

眠っている間もカロリーを消費する

 

睡眠=休むと思われがちですが、眠っている最中でも脳は働き続け、カロリーを消費しています。体内の古くなった細胞を新しいものに作り変えたり、体温を保ったりするためにカロリーを消費しています。

 

お年寄りってなかなか寝付けなかったり、眠ってもすぐに起きてしまったりしますよね。これは眠るのに体力が必要だからです。眠っている最中もカロリーを使うため、体力がないお年寄りは眠ることすらできなくなってしまうんですね。

 

眠っている間の作業に使われるのは体内に蓄えられたエネルギーです。睡眠中は食べたり飲んだりできないので、体内に蓄えられている脂肪や糖をエネルギーに変えてくれます。

 

睡眠時間が短くなると、体に蓄えられた脂肪を使う機会が少なくなるため、必然的に痩せにくくなるんです。体内の脂肪を使ってくれるチャンスですから、できるだけたっぷり眠っておきたいところですよね。

 

産後の寝不足はいつまで続く?

とはいえ、産後は寝不足になりやすい時期でもあります。赤ちゃんの夜泣きに悩まされ、全然眠れないのが当たり前になってきます。

 

赤ちゃんの夜泣きはかなり長い期間続きます。大体1年ぐらいは覚悟しておいたほうが良いかもしれません。卒乳までは夜泣きが続くはずですので、それまではガマンの連続になってしまいます。

 

産後の睡眠不足はどうやって対策する?

夜泣きによる睡眠不足は避けて通れない道です。誰もが経験するものですが、だからといって「気合で乗り切れ」というのはあまりにも辛すぎます。

 

産後の睡眠不足対策は、「短い間に熟睡すること」を目標にしましょう。2時間ぐらいしか寝られなくても、その2時間が熟睡できればある程度体は楽になりますし、太りにくくなります。

 

部屋を暗くする

 

赤ちゃんが根付いてくれたらすぐに自分も眠れるように、部屋は常に暗くしておきましょう。

 

パソコンやスマートフォンなどの電源を切るのも重要です。直前まで画面の光を浴びるだけで寝付きが悪くなるので、音楽を聞いたり、体を温めたりしてすぐに眠れる体制をとっておきましょう。

 

眠る前にリラックス

夜泣きを警戒して気を張ってしまうかもしれませんが、できるだけリラックスするのも重要なポイントになります。1時間前ぐらいにお風呂に入っておいたり、しっかりパジャマに着替えるのも良質な睡眠には欠かせません。

 

普段着のままだと睡眠が浅くなりやすいですし、肩こりや腰痛の原因にもなります。産後は骨盤の変化も激しい時期なので、できるだけゆったりとしたパジャマで寝るようにしましょう。

 

上手に睡眠不足を解消しよう

数十分でも時間が取れたらすぐに眠れるように、常に眠れる体制をとっておくのがオススメです。寝不足はストレスや肌荒れの原因にもなりますし、ストレスが溜まり過ぎると今度はストレス太りに悩まされるかもしれません。

 

イライラして気が狂いそうになることもありますが、できるだけ体には溜めず、すぐに発散するようにしましょう。

 

また、先ほど紹介した食欲を増進させるグレリンや満腹中枢を刺激するレプチンは、10時間睡眠を数日続けると正常値に戻ることもわかっているので、家族にも協力してもらいながら睡眠時間を確保しましょう。